文章表現の授業です

専門学校や大学で担当している「国語表現法」「日本語表現」などといった授業の覚え書き

本が出ます

いつもこのサイトを見て頂いてありがとうございます。

文章表現の授業を元にした本、『伝える伝わる文章表現』が出ます!

4月1日刊行ですが、Amazonではもう予約できるようです。

書籍のご案内 | 株式会社ケイエスティープロダクション

 

  •  第0課 横書きで日本語を書く

基礎編

  • 第1課 具体的に伝える(1)
    【課題】イラストの説明文を書く
  • 第2課 事実と意見という考え方を理解する(1)
    【課題】マグカップをフリマに出品する文章を書く
  • 第3課 段落に分けて書く
    【課題】じゃんけんの説明文を書く
  • 第4課 トピックセンテンスを使って書く(1)
    【課題】ファストフードの説明文を書く
  • 第5課 引用して書く
    【課題】血液型による性格判断について説明文を書く
  • 第6課 構成を考えて書く(1)
    【課題】救急車の有料化について意見文を書く
  • 第7課 文章を要約する
    【課題】エッセイを要約する
応用編
  • 第1課 メールを書く
    【課題】遅れた課題を受け取ってもらうためメールを書く
  • 第2課 具体的に伝える(2)
    【課題】子供食堂を見学した記録を書く
  • 第3課 段落を分けてトピックセンテンスを使って書く
    【課題】バッグクロージャーの説明文を書く
  • 第4課 事実と意見という考え方を理解する(2)
    【課題】夏の甲子園ナイトゲーム化について意見文を書く
  • 第5課 読む人を意識して書く
    【課題】外国人の住むマンションに配布するお知らせを書く
  • 第6課 自己アピール文を書く
    【課題】エントリーシートを書く
  • 第7課 構成を考えて書く(2)
    【課題】入れ墨(タトゥー)がある外国人観光客の温泉利用について意見文を書く
 
問題集の形ですが、【練習】【課題】に【解答例】と【解説】を付けました。
1つの章が90分授業1回の内容です。
事実と意見を区別することと、段落とトピックセンテンスを重点的にとりあげています。
応用編第7課で、資料を引用して1000字の意見文が書けることを目標にしました。
イラストの説明文バッグクロージャーの説明文は、盛り上がるので授業でよくとりあげていました。ぜひ試していただきたいです。
テキストとして教室で使うときは、早くできた学生さんが退屈することなく考えを深められるように、現在の社会で重要なテーマを選びました。

文章の書き方には正しい1つの答があるわけではないので、解答がないテキストもよくあります。私自身、授業でそういうテキストを使っていますが、解答例がないのに困ることもありました。そこで、学生さんの提出物も参考にして解答例を作りました。
また、一人で勉強することもできるように、解説も書きました。
 
文章表現の授業をしながら、こんなテキストがあればいいのにと思っていたものになりました。1つだけ嫌がられそうな点は、“必ず手を動かして実際に書いて練習してほしい”と要求しているところです。大学生、専門学校生、やる気のある高校生、記録や報告の文を書く社会人の皆さんにぜひ手にとって頂きたいです。どうぞよろしくお願いします。