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文章表現の授業です

専門学校や大学で担当している「国語表現法」「日本語表現」などといった授業の覚え書き

専門学校のコマ数について

文章表現の授業は、私が担当している大学では1年生の必修科目で、週1回1コマを通年で30回、専門学校では1年生の前期に7、8回行います。大学の15コマ授業ですと7、8回は折り返し地点ですが、専門学校では早くも最終回になります。文章表現の授業は「国語表現法」などの科目名で、専門科目以外の、一般教養を身に付ける科目の1つに過ぎないからです。

実感として、論理的な文章の書き方を身に付けるのにこのコマ数は少なすぎます。文章表現の授業は専門学校に於いても他の教養科目と同一にするのではなく、すべての科目の基礎と位置づけて、少なくとも半期に毎週、15回授業をするのが望ましいと思います。

もちろん、7、8コマでできないことはありません。文章を書くのにある程度慣れている人が、それまで自覚していなかった段落分けやトピックセンテンスについて改めて知るという場合なら、6コマ程度で十分だと思います。しかし現実には、高校卒業までに論理的な文章を書くレッスンを受けてきたという学生は少数派で、それが身に付いている学生にはほとんどお目にかからないのです。

専門学校の文章表現の授業があまり重んじられていないのは、その学習内容が専門の先生方に知られていないからではないかと思います。多くは高校までの国語の授業の延長をイメージされているようです。中にはそのような授業をなさる先生もおられることでしょう。私も専門用語の漢字テストを実施しているという方にお目にかかったことがあります。しかしこれからは、論理的な文章を書くための能率的で系統だったトレーニングに切り替えるべきだと思います。

専門学校では見学や実習の授業も多く、その都度レポートを書くことになります。それらの授業と連動して、学生の方も必要性を実感しながら、仕事に直結する論理的な文章の書き方を学んでほしいと思うのです。